目から鱗?なお話
私はメガネっ娘です。しかも、メガネをかけても0.3くらいの視力です。というもの、あまり度数を上げると、階段や手元を見たとき、目が回ってしまうからです。
コンタクトも何度か考えたんですが、ビビリな私には異物混入という、なかなかのハードル。夏場だと、汗で落ちるし。冬なら温度差で曇ります。
でもコンタクトをしている友達の、「うっかり昼寝してコンタクト、くっついちゃったー」「角膜炎だったよー」なんて話を聞くたび、どっちが良いんだろう?となって、とりあえずメガネで……を繰り返しています。
メガネにいたずら書き、ダメですよ。メガネ民が壊滅してしまいます。
それでは、コンタクトにまつわっているかもしれない?小話を。
※馴染みのない方向けに、かなり端折って聖書を説明します。
皆さん、聖書って言葉くらいはご存知だと思います。
かいつまんで説明すると、イエスが生まれる前の話を(旧約聖書)と、イエスが生まれてから(新約聖書)とある、神にまつわる話がまとめられているものです。キリスト教では、この新旧2つを聖典。仏教でいえば経典、考えや教えの詰まったものです。
余談ですが、旧約聖書はユダヤ教(ヘブライ教)とイスラム教でも読まれています。
当時、流行し始めたキリスト教と、昔から信仰されているユダヤ教。両者の間には、高い高ーい壁があって、仲がよくなったんです。国も、新しく出来て信者の多いキリスト教を、恐れていたとも言われています。今では三大宗教と言われるキリスト教にも、受難の時代がありました。
そんな時代に、熱心なユダヤ教徒のサウロという人がいました。どのくらい熱心かというと。キリスト教を見つけると、捕まえて裁判所につきだしていました。迫害と今では呼ばれていますが、キリスト教は本当に肩身が狭かったんです。サウロに言わせれば、自分の信じるユダヤ教に反する人々を、改心させる行動ですので。いいことをしていると思っていたんです。
ある時、サウロが別の町に移動しているとき、目が眩むほどの大きな光と一緒に、イエスの声が聞こえてきます。「なぜ、私を迫害するのか?」
この時、イエスは既に十字架で処刑されて亡くなっています。あまりに眩しかったのか、サウロはその後、目が見えなくなってしまいます。
その日から3日、目が見えないばかりか、食事も取れなくなってしまいます。それでもなんとか、仲間と一緒に移動していたので目的の町に着きます。その町にはイエスの弟子、アナニヤが住んでいます。
アナニヤは、サウロに会いに行きます。サウロの上に手を置くと、目から鱗のようなものが落ち、元通り、見えるようになります。
これが、目から鱗の由来です。
新約聖書の使徒言行録、という章に書かれています。文章が古く堅苦しいですが、聖書は公開されているので。興味を持たれたら、見てください。
サウロはその後、キリスト教に改宗しパウロ、と呼ばれ。熱心に布教活動をします。
こんな感じで、キリスト教のこととか、神話の小話も聞けるかもしれない。私、くれはと行く美術館ツアーを企画しています。
8月5日に開催です。あと2名、お待ちしております。