世界を言葉で繋いだら

毎日にイラストを添えて

ご近所の借景

 家の近所に、よく手入れされた庭をお持ちの方がいらっしゃいます。このブログでも、何度か「今は…が咲いていて」なんて記事を書いていますが。胃の、見ごろなのは、百合です。

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 白い、百合です。ブーケなどに入っているものと違い、もう少しヤマユリのような形です。園芸品種なのかな。

 

 百合は美術の世界では、聖母マリアを表す花として描かれています。受胎告知、という天使ガブリエルが、イエスを身ごもったことを知らせる絵です。このときガブリエルはユリを持って、マリアに伝えたと言われています。

 ちょっと蛇足をすると。

 

 マリアは必ずしも、百合ではないときがあります。百合はフランス王家の紋章として、使われるようになり。政治的に敵対している国などでは、代わりにバラを用いた絵もあったり。

 もっと言えば、受胎告知のシーン。聖書を読むと分かるんですが。あれ実は、イエスを身ごもっから知らせが来たのではなく。何年も前に、予告としてガブリエルがマリアの前に現れているんです。

 

 そんなちょっとしたことを知っている私と、行きましょう、美術館。日本画ですけど。

 

sena-kureha.hatenablog.com

  なんだか毎回、むりくりですね。宜しくお願いします。