世界を言葉で繋いだら

毎日にイラストを添えて

ぎゅっとした美しさ

 残念ながら、今回は私だけですが美術館、行ってきました。

 

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  もしかしたら、これから足を運ぼうとしている方向けに。今日のツアーで話そうと思ったことを。

 

 今回の展覧会、上村松園さんは女性の日本画家です。彼女は美人画と呼ばれる、女性の絵ばかり描いています。

 ちょっと例えとして適切ではないかもしれませんが、想像してみてください。アイドルや女優さんの写真集。カメラマンさんは、きっと男性だと思うのです。

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 女性である松園は、女性が思う美しさを表現しようとした人です。男受けする服装と、女性の友達に受けがいい服装ってズレてますよね。メイクや仕草などもそうです。共通しているものも、もちろんありますが。支持を得る確率が、明確に違うものもあります。

 

 松園の絵は、その繊細さが絵はだけでなく、周りにも現れています。日本画って、掛け軸の作品が多いんです。茶室などに飾ってあると掛け軸。

 ざっくりと説明しますが、絵を描きますよね。それを掛け軸本体の、細長い布に置いて、貼り付けます。そのとき、ずれないように絵の上下に「一文字(いちもんじ)」と呼ばれる、布を貼ります。イメージとしては、額縁でしょうか。

 松園はそこにも、こだわっていて。布を特注していたりします。

 

 なので、興味が湧いて、もし美術館に行くような事があれば表具(ひょうぐ)と言うんですが、あつらえにも注目して見てほしいです。

 

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 美術館内のカフェで、松園の絵をモチーフにした和菓子も頂きました。柚子餡で、秋をぱくりしてきました。来月も、また企画します。

 

 初対面のくれはに、いきなり美術館ツアーは、ちょっとな。美術館はそんなに興味がないけど、話くらいならしてみたいな。

 もし、そんな方がいるなら。読書会も企画したので、こちらへ

 

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  お茶代だけですよ〜。