想像の世界の立証
今日、一人の天才が旅立ちました。私は文系まっしぐらの人間ですが、科学や宇宙の話が好きで。ホーキング博士のインタビューや、記事を読んでいました。
科学者ほど、ロマンティストな仕事はないです。
ロマンティックというと、恋愛や小説など物語の印象かと思います。自分の想像したことを言葉にしたら、小説。絵にしたら画家、言葉に乗り切らないときは、歌。他にもたくさんの表現方法があります。
科学って、自分の想像した世界を、他の人に誰にでも分かるように証明する。限りなく途方もない、旅のような。そう、恋に近いのかもしれません。
自分より遥かに知識も、経験も積んでいる先人や、尊敬する人、身近な先輩、友達。みんな、それぞれの世界を持っています。その世界は誰かに見せる必要はないけれど、時々人を招いて。自分の美しいものを、誰かに知ってもらいたいと願います。
自分の夢中になっているものを、誰もが納得する手立てで、想像だったものを実体にして、伝える。芸術家と呼ばれる人は、もちろんですが。科学や心理学、経済だって。
見えないものを、見えないまま証明する。すごくロマンティックじゃないですか?
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