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事務の転職 職歴浅め・短期間

 連休で少し時間があるので、もしかしたら誰かの役に立つかもしれない話でも。

※今回の話は転職にまつわる話です。事務職、職歴浅めの方に向けています。すでに職歴が6年以上ある方には、当たり前のことです。

※私自身が転職活動を終了したのが、2016年9月と半年以上前であることを前提にお読みください。

※長文記事を初めて書くため、読みづらい場合はご指摘ください

 くれはの職歴

 まず前提として、私の話をします。

 大学を卒業し、販売の仕事をしました。元々は店舗の開発や広告に関わりたくて、選んだ仕事です。最初からその仕事に関わることは出来なくもないでしょうが、まずは販売員になりました。

 要約しますと、1年半勤めて辞めます。腰を痛めて休み、1年ほどかかりましたが次の仕事に就きます。印刷関連の事務です。そこも1年で辞めます。祖父の介護を始めます。

 週3で薬局の事務を始めます。ここは2年近く勤務することになります。

 

 

 運よく、正社員の事務を見つけ、転職します。インテリア関連です。内装の塗料や接着剤、壁紙などを扱う会社です。月1回土曜出勤はありますが、日祝は休みです。でもここは試用期間の3カ月で辞めます。

 朝8時30分から、夕方5時30分までが定時です。実際の出勤はどうだったかというと、

・工事現場のオジサンから、色々と注文が飛び電話は鳴りっぱなしです

・現場へ届けるために、注文を受けた商品の伝票をつくりますが、時間ごとに締め切りがあります。1日3回配送していました。ミスより時間内に終わらせればいい。間違っていたら、午後または翌日届ければいい。この悪循環を直さない環境

・定時は5時30分でしたが、早くて8時に帰ります。定時だったのは初日だけでした。月末は請求書の作成があるので、10時近くまでいました。

 職歴をまとめると

・販売1年半

・休業1年

・事務(印刷)1年

・事務(薬局)1年9ヶ月

・事務(インテリア)3ヶ月

 

あまりお勧めできない職歴です。移動するまでに短期間ですが、休んでいるので実際には、もっと渋い顔になる職歴です。今もちゃんと別の業種ですが、事務をしています。

自分のことは自分しか大切に出来ません

 人はよく、正社員なのに辞めるなんてと言いますが。自分の痛みや辛さは、他人に理解できません。自分が無理だと思ったら、辞めましょう。

 私は一番最初に就いた販売の仕事で、一つの怖い体験をしました。販売ですからお客様に値段を聞かれることが多く、暗算が得意になりました。

 ですがある日、23-5のような、2桁の計算が出来なくなりました。電卓で叩かないと、答えを導き出せないのです。その日は、今日は早寝しようと思い、早寝しました。それから2日後、今度は4+7のような1桁同士の計算が出来なくなりました。そして、これがずっと続いていきます。これはマズイなと思い、1か月後には退職願を出します。

 

キャリアの棚卸が2行で終わる

 転職サイトではまず、自分のキャリアの棚卸。今までどんな仕事をやってきたのか聞かれ、職務経歴として書きます。販売は指導などの経験も出来るので、短期間であっても対応スキル、一定のストレス耐性。恐らくこれらを書類選考や、面接では加味されていると類推します。つまり

・最低限の不快な印象を与えないマナー

・顧客や取引先に怒鳴られても耐えられる

 第二新卒と呼ばれる間は、この2つが営業職に比べれば低いでしょうが、プラスされていると思います。

 

 事務の場合はどうでしょう。転職サイトにあるように、自分の仕事を書きだすと

・電話、来客対応

・データ入力

・伝票作成

 おかしいですね。1日中、時には暇なこともあるでしょうが。している仕事がこれだけです。

時系列で確認する

 そこで私がしたのは、1日の流れを書き出してみました。

時間で見る

 出勤~昼休み。午後~帰るまで。1日の流れで考えてしまうと、取りこぼしがありそうなので、2つないし3つに時間を区切って考えてみました。まるで芸能人になって、ドキュメンタリーの取材を受け、1日の行動を細かく見られているかのように考えてください。

 どんなことでもいいです。種類の整理や、コピー取りでもいいのです。書いていくと、出てくることが多いです。

 次に月、年単位で時系列を作ります。月初にしかない仕事が、事務にもあります。滅多にやらなくても、必要だから仕事としてやっているんです。書き出しましょう。

 

 私の場合ですが、仕事とは別に会社の機械類の故障対応を良くしていたので、書きました。使用頻度が高いため、コピー機のエラーが多く修理していました、と。

 これが売りになるかは、面接官によって違うでしょうが。

・マニュアルを確認する癖がある

・状況把握

・手先が器用

・解決しようと行動する

 思いついたのはこれくらいですが、別の人が聞いたら違う答えもあるかと思います。

 これをそのまま職務経歴書に書け、とは言いません。重要なのは能力の話です。

能力と スキル

 能力、スキルというものは訓練して身に着けたものです。こうして書かれている文章も、練習して身に着けたものです。誰でもできることでしょうが、ここには能力もスキルもあります。

 私の中での分類になりますので、不明瞭な不文もあります。自分の中で適当な言葉を探しながら、読んでください。

 

・能力…人に教えられて、身に付いたもの。この記事内で言うなら、漢字を読んだり、はてなのサービスにアクセスすること。簡潔に言えば基礎体力。知識とも同義。

【例】足を速く動かすと、走れる=能力

・スキル…与えられた能力を、自分なりに使う事。経験して思ったこと。自分の気持ちを文字にしてみる。客観的な視点が得られて、迷っていたことが分かる。悩んだら、書けばいいんだという経験。つまり実体験と自己能力の把握。

【例】自分は50mを9秒で走れる=スキル

 

何が得意なのか分からない

  私自身も、自分の得意なことははっきりと分かっていません。ストレングスファインダーとか、リクナビさんのグッドポイント診断あたりが有名でしょうか。

 仕事となれば苦手であっても、合格ラインに届くようにしよう、と私は考えてしまうので。出来るけど、得意でないということもあります。

 なので、やりたくないことを書き。その代わりのできそうなことを書いていきました。

 対面接客は販売に就いていたのですが、苦手でした。でも電話は得意です。相手の様子はリアル想像できますが、目の前にいないので緊張感半減。その代り、自分の声色に注意しなければいけませんが、対面で経験済みなので自然とできます。

 アイデアを出すのは時間がかかりますが、手順の図解やマニュアルを作るのは苦手ではありません。

 短所は長所と言いますが、逆翻訳が出来なくても得意の傾向くらいは見つけられると思います。

 

 受けたのが2年近く前になるので、参考になるかは不明ですが。リクナビさんのグッドポイント診断の結果を張り付けておきます。

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 一番大切なのは、自分とよくよく相談することですね。