哲学はむずかしくない…?
ちょっと真面目な話でも。
哲学ですか?
先日、神話が好きで、神話オタクだという話をしました。読んでいると、どうしても現代とギャップがあるので、当時の人々の考えとか。似たような話を研究している本などを、手にせざるを得ないときがあります。その中でも比較的、手にするのは哲学書。
あの堅苦しくて、書いてる日本語が怪しく見えてくる。あの哲学書。
読んだことない、って、方も多いと思いますが。文章の取っ付きやすさは置いて、内容は面白いと思います。今日はそんな哲学書の、くれは解釈について書きます。
難解すぎる
六法全書などもそうですが、専門書というやつは兎角、見慣れない単語に堅苦しい文章で出来ています。なんとなく言いたいことは分かりそうですが、最後まで、とても読む気になれない。そんな印象でしょうか。
もしかしたら、哲学って言葉だけでも。もう手にするものじゃない、と思いますよね。
言葉が難しいのには、それなりに理由があります。少し考えてみましょう。
説明と解説
哲学というのは、言葉で説明することと私は認識しています。
哲学という言葉は、英語だと「philosophy」です。この言葉は、ギリシア語が由来で「知を愛する」という意味があります。知ることが好き、という人間らしい言葉だと思います。
なんで、こう思うのか?という人の根本的な疑問を、どうにか紐解こうとしているものです。ちょっとクイズに挑戦してみてください。
Q.「未満」という言葉の意味を、説明してください。
さて、なんて答えましょう。
きっと、こんな感じで説明しませんか。
『その数字より、小さいもの。20歳未満なら、19歳までの人のこと』
こんな具合です。年齢でなくても、数字を用いると簡単に説明できますよね。
ですが、これは説明では半分ないのです。例を挙げている、ということは「解説をしている」のです。
今では、説明と解説に大きな違いはありませんが。哲学の世界では、例を挙げずに。何とか言葉を駆使して説明しているのです。
さっきのクイズを、くれはが頑張って説明すると…、
『範囲を示す際に、使う用語。条件となる基準より、内側であり。条件は含まれない』
これも正解ではないでしょうが、なんだか途端に耳にスッと入ってきませんね。
大昔のエッセイだと思えば
小説家の方や、テレビに出ているタレントさんのエッセイなど。好きな著名人のエッセイって、ありませんか。なんで、読むんでしょう?
私は、その方の考えや、ものの見方が好きで読んでいます。同じものでも、感じ取り方が私と全然違って、面白いな、と。
時間を経て、オモシロ部分が削ぎ落とされ。学問として大切な部分だけが残った状態、それが今、手にできる哲学書だと思います。
なので、解説書など。分かりやすくなったものを読むと、理解できるし、面白い部分も見つけやすいのです。つまらなかったら、何百年と残らないじゃないですか。
いきなり、哲学書を読めとは言いません。こんなこと考えてる人がいるのかー。どうして、そんなこと思うんだろ?なんで、そう考えられるんだ?
知りたくなったときに、知ることのできる環境です。大人だからという、意味の分からない教養とか見栄なら、読んでも絶対に分かりません。
憧れの先輩とかが、読んでいる本が、たまたま哲学書だったときは……試しに1ページめくってから考えましょう。