20年前を振り返ってみた。アニメだらけだった
昨日、成人の日でしたね。まだ15日でないのが、しっくりきませんが。ふと20年前、放送していたアニメを調べたら、内容や主題歌も覚えているものがたくさんありました。
カウボーイビバップ、ロードス島戦記あたりが有名でしょうか。もちろん、見てました。でも毎朝、早起きでもないですが。きちんと起きて見ていたアニメがあります。ガサラキっていいまして。
正直、有名ではないと思います。高橋良輔監督が好きな方なら、知っているかもしれません。リアルロボットと呼ばれる、今の科学技術で作れそうなものが出てきます。
実際にはテクノロジーだけで解決できない部分もありますが、とても静かで怖くて目が離せませんでした。主人公のユウシロウが感情をあまり出さないですし、戦闘シーンも自衛隊などが持っている兵器なので地味です。
しかも会話が難しくて、よくよく聞いていないと分からないし。時々、前世の記憶が蘇って、その話も出てくるんですが。平安時代のシーンも、小学生で古典の知識もない私には細かな部分は分かっていなかったと思います。
それでも、何で見ていたのか。それは作品がリアリティに溢れていたからです。リアリティという言葉は、現実味があるという意味で使われる言葉です。アニメや小説、演劇などだとリアリティというのは、作品の嘘をいかに成立させるかです。
スパイものなんて、そんな秘密兵器ないだろとか。そんな車でドンパチ出来ないよ。なんて、見ようと思えば、それがフィクションであることの証拠になりそうなものばかりです。
でもそれらを普通に使っていて、当たり前としているから。華麗で無謀なミッションが、サラっと成立しますよね。
ガサラキはそのリアリティを出すために、現実が多く含まれている作品ですが。1話目から、何か不思議なものを感じさせて。それが静かに流れる、冷たい水みたいな緊張感があって好きでした。
ただ今でも最終回は、人類には早い気がします。なぜか最終回に関しては、今見返したときよりも。リアルタイムで見ていた小学生の私のほうが、結末について納得しているんですよね。