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論理的に話すとは?

 映画の粗筋や、途中から友達も一緒にドラマを見始めたとき。うまく説明できますか?

 

 論理的に話す、という言葉がありますが。それは、先ほど聞いた質問と、同じだと思います。論理的というのは、簡単に、分かりやすく。そして短く客観的に話すことです。

 友達の好きな俳優さんが放送中のドラマに、途中からレギュラーで出演するようになりました。あなたは、たまたま1話からドラマを見ていて。友達から、どんな内容か聞かれたとしますね。

 まずドラマの舞台を説明します。刑事ものとか、医療ものとジャンルを説明して。主役のポジション、上司や同僚。このチームのしていること、他の部署や対立している組織の話。いきなり友達のお気に入り俳優さんの話をしても、通じません。

 論理的に話していますよね。

 

 論理的な何か。話し方、書き方、思考、図。それらをするのに、一番いい方法は本を読むことだと思います。特にハウツーと呼ばれる、やり方やノウハウを説明するもの。何か良いかというと、ドラマの例えは、あくまで状況や、今時点のこと。

 比べて、しっかり書かれたハウツー本は、目標が設定されていて。そこに至るには、今はこうなので。あれとこれをしないといけない、と書かれています。そう、数学の証明と同じ。でも中には、数学とか数式や記号が出ただけで拒否反応を起こす人もいます。

 数式も読書も嫌という方は、一番最初にあるような。誰かに説明することを想定して話すのが、手軽かと思います。

 

 論理的に話すには、簡単にするという大切な手順があります。ドラマの舞台をわざわざ細かくは言いませんよね。高校生が……と話し始めれば、出てくる人物の年齢、そしてきっと関係してくるであろうクラスメイトや先生、親、恋愛、部活。といった関連しそうなものが、説明を聞きながら浮かんでくるはずです。

 これが近未来SF映画なら、舞台を説明する必要があります。どのくらい未来なのか、生活はどうなっているのか。宇宙で暮らすのが当たり前なのか、地球はあるのか。そもそも人は住んでいるのか。

 つまり、必要な情報を振り分けなければいけません。もし慣れてくれば、説明には不必要だけど、相手の興味をそそりそうな補足事項を織り交ぜて話せるようになります。

 説明というと、細かく描写するという意味もありますが。論理的に話すのが難しくなら、組み立てる材料が少ないほうが。綺麗に早く、そして丈夫に道筋を組み立てられると思います。

 小論文などでよく、結論からと習いましたが。それは説明が、描写のうまさを褒めることが多く。エッセンス、本質や大切なことを引き立たせるための、付属品から多いこと。それが世の中に溢れているせいかな、なんて思います。

 隠喩や例え、冗談などを混ぜるのも会話に限らず、文書の良さの1つですが。論理的という、自分の要素があまり必要ないものに関しては。人の受け取る、溢れるほど零れ落ちる感受性には向かないのでしょう。

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