世界を言葉で繋いだら

毎日にイラストを添えて

記事に関係ないですが、今日もチーズがおいしです

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 いつも影を付けて、立体感といいますか奥行きというか。ないものをあるように描くのもイラストの役割なのですが、色だけでも立体感を出す技法があったな、と。思いついたままベタ塗りにしてみましたが、あまり普段と変わらない。

 空気遠近法と言って、手前ははっきり濃い色で。奥に行くほど、もやがかかって、ぼんやりした色になるというものです。〇〇山脈など、山並みがいくつもある風景をイメージすると分かりやすいかな。電車で窓の外を見ると、近くの建物は良く見え、置くにしたがって輪郭や色が白く薄く見える状態です。

 空気遠近法で一番有名なのは、あのモナ・リザ。背景の建物や道は、空気遠近法で描かれています。作品を見ると分かるのですが、モナ・リザの大きさの割に道が細いです。もし実物の写真を撮ったら、画面の端ギリギリにくるんじゃないかと思うほど遠いはずです。ミニチュア模型の前に、人が立って写真を撮った状態に近いんですよ。

 

 そう考えると、山や土地の勾配を表す等高線。あれをはっきりとした色別にわけず、単色のグラデーションで塗ったら、綺麗な作品になりそうですね。

 

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