世界を言葉で繋いだら

毎日にイラストを添えて

その好きを、もっと教えて

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 イラストはタイトルと関係なく、私の好きなカチッとした服装のお姉さんです。

 

 さて、では本日のタイトルにちなんだお話を。

 

 よく、好きを伸ばせといいますが。世の中は好きの迷子らしいんです。私が中高の頃って、深夜アニメ氾濫機とでもいいましょうか。毎日3本、それこそ2時間くらいアニメを見ないと消化できないくらい作品が多く放送されていました。自分の好みで厳選してその本数だったわけで、実際に放送されていた作品はもっとありました。よく録画して後で見れば良いという話もありますが、録画していることに安心して見ないケースもあります。翌週までやきもきするのが嫌だから、まとめて見たいという目的なら良いんですが。つまり好きの具体化をしないと、だらーっと見ることになるし。お気に入り候補からではなく、放送日の早いものから「見たい!」という意志のないまま、ただ角膜に映像を透過する作業になってしまいます。

 なんでその映画が好きなのか。俳優さん?脚本?舞台設定?幼馴染というストライクな人間関係?。何が見たいという動機になるのか、考えて選んで、観る映画を決めていますか?

 親しい人には、ただ一言「好き」といえば通じそうですが。どこが好きなのか、もっと輪郭を掘り出したほうが、次の好きに繋がると思うんです。好きのカテゴリに入れて楽しむだけで、もちろん十分な満足と楽しさを得られるのでしょうが。私は自分の世界に、厳選した好きを埋め込んで、自分を形づくり育てたいんです。

 あなたの好きを吟味して再度味わうことは、少しだけ大切なことだと思っていただけたらな。