月と雨音

毎日のあれこれとイラスト

はめても合わないピース

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 私の知っている最高難易度のジグソーパズルは、1000や10万ピースという巨大なものではなくて。真っ白のピースだけで構成された、完成しても白一色が組み上がるジグソーパズルです。印刷された図もなく、ドウヤッテ完成させるんでしょうか。パズルの得意な人には、ピースを見ただけで隣にどのピースを置けばいいのか分かる人がいるそうです。サヴァン症候群の人にも、そういった空間認識能力といいますか、形を見ることに特化した方がいるという記事も読んだことがあります。

 さて、私は形を見ることも空間認識能力も優れているわけではありません。今ある(知っている)情報から、どんな結果が生まれるかを考えるのが好きです。キッチンにジャガイモ、人参、白滝があれば肉じゃがを作るんじゃないか?と推理するのと同じです。パズルは必ずしも完成させなくて良いし、置く場所を間違えたなら別の正しそうな所に置いて絵柄が揃うのか試すだけです。頭の中で想像するぶんには、時間と自分のあえて言うなら血糖値くらいしか消費しません。それでも人は、どういうわけか、間違った推理をすることが怖いと思っているようです。自分の頭の中だけで、他の誰も知らないのに。ひっそりと答え合わせをして喜んだり、添削すればいいだけなのに。それとも、もしかしたら……を考えること自体、珍しいのでしょうか。