世界を言葉で繋いだら

毎日にイラストを添えて

ゾクゾクっと楽しい

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 昨日の軍服は白っぽかったので、反対の黒っぽいものを。黒にしてしまうと線がつぶれてしまうので、大好きな青を。

 

 私は美しいものを見たり感じたとき、鳥肌がたってゾクゾクゾクっとします。毛の逆立つような、という表現がありますが正しくあれで。それは美しいものに限らず、怖い、悲しい、汚いなど含め。感情が大きく揺さぶられるときに起こります。滅多にないですが、震えるほど良いアイデアが浮かんだときもゾクゾクゾクっとします。
 本当に鳥肌が立つし、心拍数があがり、呼吸も乱れます。たいてい息が止まっています。軽めの症状だと、息が浅く、全力疾走した後のようになります。このゾクゾクゾクっとする感覚、この状態や空間にいるときだけではなくて。期待といいますか、これから起こるというときにも症状が出ます。日常の何ら変わりない風景なのに、急に鳥肌が立ったかと思えば背筋が強い力で引っ張られ、氷山の中に閉じこめられたようになり、息が詰まるという。なんだろう、心臓発作のようにかんじです。当然、予兆のようなものはなく、ぱっと異空間に投げ出されたようになります。

 前触れがないので予兆の鳥肌はじめ症状が出たときは、視界をこらし、これから何が起こるのかとワクワクしてしまいます。事故などに合う前の、ひやっとしたとは違っていて。恐怖は一切なく、ただ強烈に体中の感覚が苛まれるというか、乗っ取られている感覚に近いのかもしれません。夏向きの話がしたいわけじゃないんですが、うまく言葉にできないんですよ。なにしろ、ゾクゾクゾクっが始まると、何もできなくなりますから。私以外にもこのゾクゾクゾクって感覚を経験したことある人、多いと思うんですよね。ただ見てからじゃなくて、現象始まる前に起こるので狐に化かされた気分にはなります。私が急に無言になっても不思議に思わないでほしいな。