世界を言葉で繋いだら

毎日にイラストを添えて

ガンホルスターにもロマン

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 スーツは定期発作なので……。

 ドラマでしかもちろん見たことはありませんが、ガンホルスターってカッコいいですよね。足につけてるタイプとか、よく不二子ちゃんのような女スパイが身につけているイメージ。ドレスのスリットから覗く、あれです。軍隊などでも採用されていて、手がすぐに伸ばせる位置なのに、邪魔にならないのがいいんでしょうね。腿ならしゃがんでいても取り出せる。警察官などは腰につけていますよね、あれはヒップホルスターと呼ばれているそう。

 一番最初に映画かドラマで見たホルスターは、イラストの様なショルダータイプ。マカロニウェスタンの映画か、あぶない刑事か。どちらかです。私、神奈川、もっというと横浜に住んでいるんですが、刑事ものの舞台によくなっています。いや、一番は東京だと思いますし、山村美紗先生と西村京太郎先生のせいで京都も、かなり血塗られた街になっている気もします。2時間サスペンスを幼稚園児の頃から好きで見ていて、かつ犯人を推理する夜ふかしの子どもでした。動機やトリックが安易だと文句を言うくらいには好きだった模様。一時期やたらと毒物に詳しかったですが、ドラマはあくまでフィクション。出てくる毒物で本当に、ドラマの様な効果は出ないことが多いです。そりゃそうだ。

 どうあれ人を殺めたくなるような動機に、物語やトリックを考えるとなると血縁関係や遺産といった定番のネタは入れざるを得ませんよね。変な見方ですが、殺人事件のような推理小説って司法制度と、警察のような組織がないと成立しないので。中世のような封建制度のある舞台設定では、権力に負けて罪状が暴けないから、近代以降でないと成立しないジャンルなんですよね。中世には中世で、決闘のような制度がありますが。大抵は腕の立つ人を雇い、代理で決闘しているケースも多いんです。トリックを使っている作品は昔からあるでしょうが、動機やトリックが分かっても脅迫のネタにするくらいしか物語での利用方法がないのかな。