世界を言葉で繋いだら

毎日にイラストを添えて

なんとなく、が大事

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 なんとなく調子の悪い日というのがあります。仕事もできるし、無気力ってほどでもない。疲れているわけでも眠れなかったわけでもない、けれどケアレスミスや、普段ならしない重大ではない間違い。そういうときは、三十六計逃げるに如か(しかず)。やっていくうちに調子を戻すなんで考えず、ほどほどにして明日、調子が戻ったときにやります。

 明日の出かける準備を寝る前にするし、夏休みの宿題を7月中に終わらせる私が、明日に伸ばすというと驚かれることもあります。確かに明日のことを考えて、計画を前倒しできるものはします。原因がよく分からなくて、調子が振るわないときは回復までの時間が読めないので。被害を抑えるべく、明日のことは明日にします。準備って安心するためにすることですが、自分にとって安心は何なのか知らない人もいます。

 時間的な余裕があれば気持ちが焦らなくて安心する人。何度も繰り返すことで質が上がり、失敗する率が下石安心する人。予定外や自分の思惑以外のことが来るのが嫌で、シュミレーションして安心する人。切羽詰まらないと、ぶっつけ本番のほうが強いという人は、気持ちを切り替えるのに時間が必要なだけで実は安心を作っているのかもしれません。確かに追い詰められると、強くはなります。

 なので調子の良くない私は、さくっと今日のイラストを描いて温かいお茶でも飲んできます。無理しているつもりはなくても、大抵の人は無理をしていますから「三十六計逃げるに如かず」をお試しください。