世界を言葉で繋いだら

毎日にイラストを添えて

むしろ噛みつく

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 顔があると、そこから積極的に食べる私。最近あまり動物をキャラクターにしたものって見なくなってきているような気が。銘菓ひよこは定番商品なので、まだまだ見ますが。パッケージと違ってクッキーなどは輸送中に割れると、商品価値がなくなってしまうからなのかな。

 もしかしたら、子供っぽい商品が売れなくなっているのかもしれないですね。子ども服って、色合いは可愛らしいままですが、作りは大人の服と変わりませんよね。ヒラヒラした服や靴がないわけでもないですが、ちょっと不思議なんです。

 世間はハウツー本を始め、ずっと分かりやすいブーム。本も映画もドラマ、曲をはじめ、どれも分かりやすい。もっというと物足りないものが売れています。シンプルという意味ではありませんかなぁ幼稚と言いたいんです。確かに分かりやすいって、理解をしやすいですし、理解が早いぶん知識として記憶に定着しやすいです。物事って調べれば分かりますが、大抵相対する正反対の要素を含んでいて、研究や論文を経て、人が知識を深めていくことで、その正反対の部分が欠かせない要素として内包されていきます。

 興味のきっかけとして、分かりやすいものから足を踏み入れるために「分かりやすさ」は大切です。ただ、それは全てではないですよね。「分かった」のと「分かった気になった」とがあって、実はそれはとても似た感覚なんです。もちろん私の知識だって浅くて偏っていて、調べれば調べるほど疑問も矛盾もあって。だから飽きることもなく、好きでいられます。分かったと思ったら、それは不理解の入口で、そこで立ち止まると勘違いのままで。何も知らないより、一層知識を得るのが難しくなった状態になってしまう。何にでも疑問を問わないといけないのは、大変だし辛い。学者や研究者、人に教えるような仕事をしている人は、何を軸にして違和感や不思議を汲み取るのか。もし習い事や学校のような場所で学んでいたなら、聞いてみたいです。