世界を言葉で繋いだら

毎日にイラストを添えて

少し早い葡萄

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 食べたくなって描きました、葡萄。今年は猛暑やら長雨やらで、果物が高めのようですね。シャインマスカットは2回食べました。私は巨峰よりも、シャインマスカットやデラウエアのほうが好き。酸っぱいものが果物も好きです。

 葡萄といえば、やはりワインでしょうか。今は機械でおこなうワイン工房がほとんどでしょうが、昔は大きな樽。かていようの空気で膨らますような、大きくて深さもあまりない樽に葡萄を入れ。若い女性が踏んでいました。ワインというとギリシア神話ではデュオニソス、ローマ神話ではバッカスというお酒の神様がいます。

 バッカスは、そうあのチョコレートですね。絵画のモチーフにもなっているバッカスは、けっこう見つけやすい神様です。頭に葡萄の蔦や葉、手にはワインを入れるゴブレットを持っている美少年がいれば、そうバッカスです。デュオニソスのほうは、トラキア(今のブルガリア)にいたトラキア人に好かれていた神様なので、ギリシア神話ではなくトラキアが元々ではないかとも言われています。

 そうそう、面白いことに古墳や遺跡としてワインの最古の記録が見つかっているのは、なんとお隣の中国です。1969年、河北満城中山靖王古墳で見つかっています。しかも透明で、腐っていなく、いい香りがしたとか。凄いな。

 

 私はワインより、似たような製法で作るバルサミコ酢のほうが好きです。サラダのドレッシング代わりに、バルサミコ酢をそのままふりかけます。サラダの語源は塩saltですから、本来なら塩が欠かせないでしょうが。酸味のせいか、美味しく食べられます。ドレッシングは必ず必要でもないですし、美味しければ良い。

 私の好きなバルサミコ酢の使い方は、煮詰めてソースにすること。バニラアイスクリームにかけると、すごく美味しいですよ。焦げ付きやすいので、弱火でかき混ぜながら。トロッとして、酸っぱい香りがなくなれば完成。ヨーグルトや果物にかけても美味しいですが、なせが薦めると不思議な顔をされる。