実はお得なこと

　すっかりメガネは顔の一部です、な私でも珍しく感じていた時期がありました。コンタクトの病院を含む、年間の費用を考えると。視力のいい人は、その分お得とも言えます。怖いけれどきょうみのあるICLという、通称埋め込むコンタクトの手術費用は自由診療なのでまちまちですが、70万くらいするそう。どうでしょう、お得感伝わりましたか。

　身体的なことだけではなく、技術的なことにも置き換えられます。ものすごーーく面白くない本でも、読もうと思えば読めます。私にとっては100メートル全力疾走するより、厚さにもよりますが面白くない本を読むほうが簡単なんです。他にもそういったとこは、たくさんあって。5kgが持ち運ぶには限界ですが、5kgのジャガイモの皮を剥くのは楽勝ですし。プレゼンの資料を作るより、その準備に必要な資料を集めるほうが私には簡単です。

　能力の物々交換をイメージしてもらえると分かりやすいんですが、得意になりたいと本人が希望していないなら適材適所で、好きな人にやってもらっのが1番だと思います。不思議なことに、好きなことをやり続けていると苦手なことは避けられず、何かのタイミングで攻略することになります。私はきっと避け続けていたコミュニケーションと自分の体調に今、攻略中です。

　在宅勤務になって、文字でのコミュニケーションが増えました。自分のやっている仕事を文章にするって、意外と難しい。隣で教えているのと違って、誰にでも分かるように文字に起こす。すでに意識しないでやっている注意すべきことを、改めて洗い出す。思考の文章化と違って自己完結の割合がゼロですから、読みやすい分かりやすいとは？となって、文言が増えがちです。取り扱い説明書を参考に、何が分かりやすいのか考えながら書き出しています。