世界を言葉で繋いだら

毎日にイラストを添えて

潤わない渇きってなんだろう

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 何度でも飢えたように欲しくなるものってありますか?生理的な問題で水や食料はそうですよね。あとは自分の好きなもの。金銭の縛りがなければ、服が好きな人はクローゼットに入りきらないほど自由に好きなものを手にしたいし。私なら本はもちろん、画材や筆、紙などもそうだし。香水やガラス製品、磁器などの調度品もそうですね。家というキャパシティもなければ、次から次へと持ち込みそうです。

 新しいものには、最高の価値が行動経済学ではあります。買い物をする直前、欲しいという気持ちがピークのときが一番自分にとって価値が高い状態です。購入して自分の持ち物になると、他にもある購入済のお気に入りの他のものと比べてしまうし。満足度は手に入れた瞬間が一番高いのは、みなさん経験があるんじゃないでしょうか。

 新しいものを手に入れたなら、すでに持っている物と役割分担を決めなくてはいけません。二軍の服が出番がないのに、ずっとクローゼットにい続けると新しい服が入らないですよね。処分を薦めているわけではなく、保管するだけの価値があるのか、見直したほうが持っている物、新しいもの。どちらの良さも自分の好きな傾向、管理できる戸数など価値が分かる。お箸は1組でもいいけど、お皿は料理や用途に分けて複数ありますよね。お酒が好きな方なら、グラス、お猪口と持っているだろうし。グラスも飲み口の薄いもの、厚みのあるもの。お酒によって合うグラスを揃えておきたいでしょう。

 渇望という漢字はすごいですね、渇いてなお臨むとも読めます。あなたが何個でも、いくつでも求めるものには、どんな意味や理由があるんでしょう。