もっと楽しい世界にいてもいいじゃない

　今日は香緒里さんの長期講座、アドバンスコース。ちょっとややこしいので、先に説明すると。以前のブログで卒業しましたと話をした講座の、受講生の希望から始まった追加講座です。私はその2期にも参加しています。
　1期の卒業の話はここ。
sena-kureha.hatenablog.com

 　2期の1回目の感想は、こっち。
sena-kureha.hatenablog.com

 　今日は少し長くなりそうなので、気になる方は続きをお願いします。

環境って変えられる？

　セミナーや自己啓発の本などを読んだことのある方なら、『友達5人の平均が自分』という話を聞いたことがありませんか？同じ言葉でなくても、似たような感じの言葉でもいいです。自分と同じ考えの人といると安心するし、意思の疎通がしやすいですよね。
　同じ趣味の人との話は盛り上がるし、楽しい。でも買い物に行くのに、たまに似た系統の服を着ている友達と行くのではなく。自分が着ない服を着て「こういうのも、いける」と知ることもできます。そういう一時的なイベントとしては楽しめますが、好みがガラッと分かることは少ないですよね。徐々に変わっていきます。
　ここ何年かパーソナルカラーや骨格診断が流行っているので、自分の好みじゃなくても似あうと言われた服を着る人もいますが。好きじゃないと似合っていても、表情が明るくなくてミスマッチになることもあるので、参考くらいにした方が良い気がしますが。
　話を戻して。就職や引っ越しなどが分かりやすいですが、周りにいる人が変わると最初は驚くことばかりですが、だんだんと慣れて馴染んできます。朱に交わればってやつですね。逆も言えます。自分を変えたい、なりたい自分があるときは、自分で環境を変えるのが近道です。これもよく聞きますよね。

環境は選べる

　ここで私の好きなオードリー・ヘップバーンの名言をお借りします。『美しい唇である為には、美しい言葉を使いなさい。美しい瞳である為には、他人の美点を探しなさい。』これは自分で自分の環境を整えるのに、ぴったりな言葉ですよね。
　そしてもう１つ、私の好きな攻殻機動隊からも引用します。有名なセリフです。『世の中に不満があるなら自分を変えろ。其れが嫌なら耳と目を閉じ、口をつぐんで孤独に暮せ』

　この２つの言葉、実は同じことを言っています。自分で自分を変えようと意識すれば、周りにも同じような人が集まってきますし。自分のいる環境が不満なら、相手を変えようとするのではなく、自分が変わるか別の場所に行けばいいのです。
　鮭は海で大人になって、卵を産むために川に戻りますが。川と海の交わるころで、淡水に慣れてから遡上します。同じ水の中でも、全然違うわけです。鮭は川に行きたくて、淡水に慣れるために自分で移動している。これって人でも同じことができますよね。

指図されたくない

　いくら不満を持っている相手からでも、「〇〇しないで」と言われて。何か納得できる理由もないまま、はいとは言えませんし。例え理由があっても従いたくないことってありますよね。だったら指図されない世界、環境に移動するのはどうでしょう？
　これ、ちょっと怖いですよね。知らない場所に行かなくてはいけませんし、自分の思う理想の環境を探さないといけません。そもそも「理想の環境」というのも、本当に自分がそうなりたいと思っている場所なのかという問題もあります。
　今の地点から逃げたくて、正反対の環境を想像したけど。自分の好みに合致していないと、あれ？変えたはずなのに？ってさらに迷子になってしまいます。迷子にならないように、先輩のアドバイスを聞いたり、同じような悩みが書かれた本などを読んで。どんな環境が良いのか、まず確かめる必要があります。それから移動する手立てを考えます。目的地がないのに、タクシーは動けませんよね。

じゃあ目的地って何？

　では目的地とは何でしょうか。これは正解が自分でしか分かりません。だってオススメされた化粧品でかぶれたり、言われた通りダイエットしても教えた人と同じように痩せません。だって体が違うし、考えも、経験も、好みも違うから。自分と同じ人間はいません。遺伝子的に同じ一卵性双生児の双子でも声紋、声は違うそうですよ。

　目的地を知るため、せめて方角くらいは自分に合っている場所を見つけるのには、感情。特に「好き」が大事なんです。だって好きなことは何時間でもできませんか？私は絵を描くのがノリに乗っていると、半日以上書き続けられることがあります。
　今、作っている原稿だって休日の朝9時から初めて、お手洗いと食事の30分くらいを抜いて夜の12時くらいまでやっています。おかしいよね。仕事だつたら完全に労基に相談する時間だ。
　好きをしていると、それを出来る限り続けるために、私ならペンとか紙、作業しやすい机なんかを揃えたくなります。そう環境です。
　これを自分の生活や仕事などに置き換えればいいんです。どんな家がいいのか、駅から近い方が良いのか、スーパーはどんなお店が良いのか。どんな仕事を、どんな上司の指示のもと、どんな同僚としたいのか。


　長くなりましたが、誰かの参考になればいいな。