世界を言葉で繋いだら

毎日にイラストを添えて

最初は勇気がいりますが

 今はどこの電車でも、案内してくれることが多いでしょうが。皆さん、町中で、白杖を持った方を、見かけたこと、ありませんか?

 ※表現が適切でない場合は、お手数ですが教えてください

 

 白杖、というのは。目の悪い人が使う。杖のことです。全盲の方をイメージすると思いますが、弱視や中心視野の方も使っています。

 少し前に、銀座線で事故があってから。駅のアナウンスで聞く機会が増えましたが、勇気が少しいりますが話しかけてくれる人が増えたらと思って、ブログ記事にします。

 

 家の近所に、全盲の方が住んでいます。初めてお会いしたのは、まだ小学生の2年生だったかな。

 駅から家まで、徒歩だと20分くらいあるので。当時は出かけた帰りは、バスに乗って帰っていました。バス停で待っていると、コンコンという音が近づいてきます。

 白杖は大きな音をたてて、振られていますが、それには「歩いています」という意味が込められています。こちらが気付いて避けないと、ぶつかるからです。

 話を戻して。まだ子どもでしたが、白杖の意味は分かっていたし、点字ブロックが頼りなので、列とは違う場所に並ばれていたので、声をかけました。

 

 相手が子どもだと言うことで、近くに親がいないか聞かれました。幸い、その日は母と出かけていたので、母が案内をしました。バスに乗り、降りる所まで一緒。話を聞くと、向かう方向も途中まで一緒でした。

 その一週間後、今度は私一人のときに、白杖を持ったその方に会いました。

「今日はお母さんがいないですけど、いいですか?」

と、確認し。この前と同じく、家の途中まで帰りました。

 

 私はなんの知識もなかったので、右側なのか、左側なのかも知らない。今考えれば、子どもが案内するのに、不安はなかったのかな、と考えてしまいますが。誰かと一緒のほうが、知らない土地でも心強いですよね。そんな感覚かなと思っています。

 

 そうなのです。小学生の私が案内出来るのです。だからどうか、人が多い駅や、道がデコボコしている道路で。もし見かけたら、「宜しければ、一緒に行きませんか?」と声をかけて欲しいのです。

 中には歩き慣れた道なので、案内が必要ないこともあります。でも、もしも。見かけたら、様子を見守るだけでもいいので、ちょっと注目して欲しいなと思います。

 

 よく言われる言葉に、『ホームから3回落ちたら、1人前』という言葉があるそうです。

 

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 私も緊張しますが、一度誰かに声をかけると、抵抗も減ると思います。

 詳しく勉強したわけではありませんが、案内の参考なればと思うことを書きます。

  • 声をかけて、案内が必要か確認する
  • 白杖は、絶対に触らないでください。目と同じです。
  • 歩くときは、その人の左側。車道側に歩きます
  • 二の腕や、肩を掴むことが多いです。半袖なら、そのことを伝えてください
  • 案内したことがない、と伝えましょう。どうしたら良いのか教えてくれます

 

 盲導犬を連れているときも、声をかければ。案内が必要か教えてくれます。

 くれはは、そこから興味を持ち、点字が読めるようになりました。コナン君みたいでしょ。