世界を言葉で繋いだら

毎日にイラストを添えて

面白くするのに必要なこと

 皆さん、夜更かしは好きですか?くれは、今は健康的に7時間、睡眠を取っていますよ。

 話は遡りまして、私が幼稚園の頃の話です。

 

 幼稚園児の私は、夜更かしの大好きな子どもでした。9時なんて、元気に起きていて。親と一緒にドラマを見ている始末。子どもなりに内容を理解していたらしく、家事などで席を外すと母に、あらましを説明出来ていたそうです。可愛くないな、ちびくれは。

 そんな私が好きなドラマの1つに、サスペンスがあります。

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 ラストはやっぱり、崖ですよね(笑)。

 今はそんなに放送していませんが。火曜サスペンス、木曜ミステリー、金曜ロードショー、土曜ワイド劇場。月曜と水曜も、タイトルは忘れましたが。こんな感じで、毎日の用に推理ものが放送させていました。

 犯人のトリックを考えるのは、今も楽しいです。そんなに毎日やっていると、西村京太郎や山村美紗という名前を、よく耳にしますし。シリーズものも、たくさんあります。

 浅見光彦シリーズの、刑事さんのリアクションとか。子どもも好きだと思うんです。十津川警部とか、赤い霊柩車シリーズなども好きです。

 

 ある日、同じシリーズなのに全然、見ていてワクワクしないドラマがありました。なんで同じ俳優さんなのに、こんなに違うのか。疑問を持った小学2年の私は、母に訪ねました。すると、

 

 「それは、脚本が違うからよ」

 

 脚本。初めて聞く言葉でした。小説が原作というのは知っていたんですが、私はそれをそのまま。書いてあるセリフを俳優さんが喋って、映像を撮ればドラマが出来ると思っていたんですね。

 脚本、つまり台本。そこには台詞だけでなく、動きや、そのとき照明や音楽はどうするかが書かれている、作品の骨組みです。

 脚本を調べていくうちに、台本というのは、変な書き方をすることも知りました。なぜか3段で構成されている。小説のままでなくて、アレンジしていいこと。見せ方(演出)によって、印象を変えられること。

 小学生の私、興味がらんらんでした。入門書を読みたくても、まだ漢字もろくすっぽなので、違うことに感動して終わりましたが。好きな本を脚本に書き換える遊びを、少しだけしていたようです。

 うーん、可愛くないぞ(笑)