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熱中症対策を勉強しよう

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 タイトルにあるように、熱中症対策についてです。気温が低くても湿度の高い、梅雨時期にもなるのです。汗を蒸発させる気化熱で体温を下げるから、蒸発できないでいれば体温は高いままですね。
 今日はなんでスポーツドリンクを薄めてはいけないかの話をします。ちょっとだけ科学の復習をしましょう。

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 大塚製薬さんのホームページから画像をお借りしました。熱中症対策や、注意が特に必要な人の話なども載っているので、ぜひ参考に。

www.otsuka.co.jp
 人の体の水分は0.9%の塩水と書いてあります。ちなみに海水の塩分濃度は3.4%です。そりゃ、しょっぱいわけだ。
 体重60キロの人の持っている塩分が約200グラムだそうです。

www.shiojigyo.com

 200グラムって結構あるような、ないような。大さじにすると22杯分。お茶碗のごはんが150グラム前後なので、大盛にすると同じくらいでしょうか。
 体の中に、どのくらい塩分があるのかイメージできましたか?汗と共に塩分が減っていきます。大塚製薬さんのイラストのように、水だけ補給しても。体の塩分濃度が下がってしまうだけで、補給されません。塩水に水を足していって薄くなっている状態ですね。なので補給するなら同じ0.9%の飲み物がいいわけです。薄めちゃダメですよ。
 では次、どうして糖分が必要なのか。これは消化吸収の問題です。糖分が良いからといって、ジュースは血糖値が急激に上がるので具合の悪いときには飲まないほうが良さそうです。調整されてあるスポーツ飲料にしましょう。

 夏バテを毎年する私は、食事がとれなくなることがあるので。スポーツ飲料を備蓄しているし、出歩くときも塩飴などを持っています。皆さん、気を付けて過ごしてくださいね。