深い夜を愛している

　今日はファンタジーの気分だったので、こんなイラストを。

　健康な生活をしているので、今では日付が変わる前に寝てしまいますが、夜が好きです。夜というか静かな場所が好きです。衣擦れ、息遣いの聞こえてきそうなほど、静かな場所。今年流行ったビジネス用語にマインドフルネス、日本語にすると瞑想とか集中というやつですね。そんな言葉がありますが、集中する機会の少ない人にいきなり集中しろというのは難しいので。静かな空間で自分の吐く息、そのくらい何もない場所で唯一する音を頼りに、小さな音に耳を傾けることで集中する感覚を掴むようです。私も集中しろと人に言われると出来ませんが、集中したい事柄には意識を向けられます。在宅ワーク中も事務仕事なので会社側に断りを入れて、耳栓しながら仕事をしています。その方が集中出来て早く終わるし、ミスも少ないからです。簡単に誰でも集中というか没入する感覚が掴めたら、もっと自分のことを知ることができそうなんですがね。

　夜は光もなくて静かで、五感で感じるのは聞こえる音と普段あまり意識していない手に伝わる物の感触でしょうか。夜は悩み事を考えるとネガティブになりがちなので、そういった考え事には向きませんが。自分の体調を見直すには、もってこいです。どのくらい疲れているのか、今日の調子を振り返る、明日のために何をしたら快適そうか。私は頭の中の整理もします。人は9割、昨日と同じ事を考えます。なので、「これはもう考えない」と自分の脳の容量を食っている、解決手段を作らないものを決めます。次の日になって、またその悩みが湧いてきても「それはもう時の流れに任せることにしたやつ」とし、考えません。夜は私にとって大事な時間なんです。自分のためだけに使える時間にしています。夜が好き。