世界を言葉で繋いだら

毎日にイラストを添えて

青いワイン

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 おとといと逆のイラスト。飲み物薦めていたお兄さんを描いたのに、今日は飲み物ぶち撒けているお兄さん。唇のハイライトがうまくいって嬉しい。

 こちらの技術の問題になるんですが、普段のカラーイラストよりも、こうした3色のほうが塗るの大変だったりします。

 みなさん、スクラッチという言葉、聞いたことはありますか?宝くじ売り場で番号を削り、当てるやつを一番最初に浮かべるんじゃないかと思います。その名の通り、削るという意味です。

 画用紙に適当に色とりどりのクレヨンで、白いところがなくなるまで色を付け。最後に上から黒のクレヨンで塗りつぶし、まるで黒い紙のようにします。その後、爪楊枝のような先の尖ったもので黒のクレヨンを削り、下地のカラーが見え影絵のようなイラストが完成する「クレヨンスクラッチ」という塗り方があるんですが、ご存知でしょうか。私あれ好きなんですが、クレヨンって油分の多い画材なのでベタベタするのが嫌で、使い捨てのビニール手袋をはめて作ります。最近はもう黒く塗りつぶしてある紙が、引っかき専用の道具と一緒に売られているキッドもあります。そちらは削るとインクの固まった粉のようなものが出てきますが、ベタベタしないのでオススメです。

 今日のイラストは、そんなクレヨンスクラッチと同じ塗り方をしています。下書きした紙を写真に撮って色を塗るため、自分でタブレット画面の上から改めて境界線を塗らないと、画面が全部塗りつぶされてしまいます。何か1色、全体の輪郭を取ってから、不要な部分を消します。全体の輪郭を取るのが意外と時間がかかるんですね。ほぼ全面に色を乗せるせいか、データが途中で止まることも。なにか良い塗り方を探さないと。