世界を言葉で繋いだら

毎日にイラストを添えて

書類見てるお兄さん

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 カチッと着ているスーツもいいですが、着崩しているのもまた良き。ネクタイを邪魔にならないようポケットに入れる、袖を捲くる、ネクタイ緩めてる、ついでに上のボタンも外している。全部していても、組み合わせも可。ただ誰でもスーツなら良いわけではなくてですね、程よく体に厚みがほしいかな。中学生のことか、これから体が大きくなるこが薄い体格なのはいいんですけど。デッサンモデルでムキムキな彫刻を見すぎたせいなのか。筋肉の構造が分かりやすいようにアスリートの動きを見すぎたせいなのか。私もスレンダーな体型に人並みに憧れはありますが、あまり骨ばった体型の方は描きたいとは思わないんですよね。

 キラキラや好きなスーツを描いても、いまいち回復した感じがしないのでかな明日は雨なようですし散歩しようかな。

エアコンほどほどに

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 昨日まる1日エアコンをかけていたせいが、朝起きたら喉がイガイガしていました。エアコンなしで寝られるわけでもないので、寝る前にスイッチを切っているんですが、なかなか寝付けない。冷え過ぎたら、それはそれで眠れませんからね。夏を乗り切っている記憶が毎年なくて、ブログを読み返しても死にそう、暑い、死ぬ……しか書いてない。

 今日のご飯は全部、薄味でした。皆さんも、喉をやられないように気をつけてください。

なんとなく、が大事

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 なんとなく調子の悪い日というのがあります。仕事もできるし、無気力ってほどでもない。疲れているわけでも眠れなかったわけでもない、けれどケアレスミスや、普段ならしない重大ではない間違い。そういうときは、三十六計逃げるに如か(しかず)。やっていくうちに調子を戻すなんで考えず、ほどほどにして明日、調子が戻ったときにやります。

 明日の出かける準備を寝る前にするし、夏休みの宿題を7月中に終わらせる私が、明日に伸ばすというと驚かれることもあります。確かに明日のことを考えて、計画を前倒しできるものはします。原因がよく分からなくて、調子が振るわないときは回復までの時間が読めないので。被害を抑えるべく、明日のことは明日にします。準備って安心するためにすることですが、自分にとって安心は何なのか知らない人もいます。

 時間的な余裕があれば気持ちが焦らなくて安心する人。何度も繰り返すことで質が上がり、失敗する率が下石安心する人。予定外や自分の思惑以外のことが来るのが嫌で、シュミレーションして安心する人。切羽詰まらないと、ぶっつけ本番のほうが強いという人は、気持ちを切り替えるのに時間が必要なだけで実は安心を作っているのかもしれません。確かに追い詰められると、強くはなります。

 なので調子の良くない私は、さくっと今日のイラストを描いて温かいお茶でも飲んできます。無理しているつもりはなくても、大抵の人は無理をしていますから「三十六計逃げるに如かず」をお試しください。

浴びるほどの好き

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 キラキラを見つけてハマると、そればかり摂取してしまう私。今は情報収集のときとばかりに、読み漁るのでイラストも行動も、発言も考えも偏ります。少し落ち着いて来たんですが、頭の容量が「何それ知りたい」で埋まると、いつもしている考えることすら浅くなりがち。好きに対する正しい反応であると同時に、危うい。食事と睡眠の時間を削って知識を入れるし、その知識の整理に使うせいかイラストも浮かばない。それと痛覚が鈍くなります。私もしかして、頭の容量が少ないだけなのか。

 昨日の真珠が面白くて、金属加工の色つけについて調べていたら科学の壁にぶち当たり、イオン化傾向なんて懐かし言葉を思い出しました。金属の電離とか、やりましたねそういえば。そんな調べものをしていたら、窓の外が明るくなっていて慌てて眠ったんですが。ハイになっているのか今日はゲンキデス。明日は1日中、眠たいだろうな。

人の情熱の真珠

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 行ってきました、キレイなもの摂取。今日は渋谷の松涛美術館

 連日コロナの感染者情報が出ているので、美術館に行く際は開館しているのか調べてから向かって下さいね。美術館側も対策をされていて、入り口での消毒、入館する人数の制限、来場の連絡先の管理をされていました。

 真珠の装飾品ということで、お持ちの方は単眼鏡のようなよく見える道具があると便利です。

 古代の昔から、真珠の輝きに魅せられていたし宝飾品、特に金の加工技術も分かる展示でした。松涛美術館はあまり広くないので1時間もあればゆっくり見られます。加工技術の説明が1枚のパネルにまとめて解説されていたので、見やすかった。

 なにより真珠といえば、ミキモト。今でも真珠の取引には日本で昔使われていた匁(もんめ)が国際的にも使われています。ダイヤモンドでいうカラットと同じで、重さの単位です。真珠養殖の手順も説明されていたし、山盛りの真珠もあって色の違いが分かり易い。

 やっぱり美術館は楽しい。

ジュエリーボックス

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 キレイなもの、大切なものは見せびらかす派ですか?しまう派ですか?

 私の場合、ものによって違います。見せびらかす、しまうの他に眺めるという3つの方法でキレイなものを保管します。

 「見せびらかす」のは、言葉の通りでこの作品をみんなに知ってほしい、このケーキみんなに食べてほしい」という感動を分かち合いたい、知ってほしい。

 「しまう」のは、自分だけの秘密にしたいとき。すごく面白い本だから皆にも読んでほしいけど、この面白さを独占したい。というちょっとした優越感を味わいたい。

 「眺める」のは、広めるとか隠すとかではなく、単純に存在すればもうそれだけで良い。例えばこの曲はもう聞けるだけで良いから、人に勧める必要も感じず。ただ私個人が対面で全てを受け止めたい、ゆっくりじっくり鑑賞したいという気持ち。

 お宝は隠すものでしょうが、私の宝物庫は常に潤沢で、心が揺さぶられて欲しいものばかりです。良いものは人に薦めたいタイプなんですが、人並みに独占したい気持ちもあるし、もう出会えただけめ良いというメーターが振り切れた感動もあるわけです。恋人を自慢したいけど、自分だけのものだから知られたくないし。けれど素敵なことを伝えたい。そんな感じに似ているのかな。私は惚れっぽいというか、好きになるものが多いです。次から次に目移りしていますが、かと言って好きがなくなったわけでもなく。今は絵画の特定の描き方、マネリスムのバロメーターが強い。でも明日には、バロック建築バロメーターがぐんっと上がる。そんな日和見なところがあるんです。好きすぎると殿堂入りしてしまって、比べられず。いつでも喰い付く亡者になるものもあります。好きが多いから、知識も増えるんでしょうね。多いから良いというわけではなく、どれだけどっぷりと浸れるのか。そこが大事。

青いワイン

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 おとといと逆のイラスト。飲み物薦めていたお兄さんを描いたのに、今日は飲み物ぶち撒けているお兄さん。唇のハイライトがうまくいって嬉しい。

 こちらの技術の問題になるんですが、普段のカラーイラストよりも、こうした3色のほうが塗るの大変だったりします。

 みなさん、スクラッチという言葉、聞いたことはありますか?宝くじ売り場で番号を削り、当てるやつを一番最初に浮かべるんじゃないかと思います。その名の通り、削るという意味です。

 画用紙に適当に色とりどりのクレヨンで、白いところがなくなるまで色を付け。最後に上から黒のクレヨンで塗りつぶし、まるで黒い紙のようにします。その後、爪楊枝のような先の尖ったもので黒のクレヨンを削り、下地のカラーが見え影絵のようなイラストが完成する「クレヨンスクラッチ」という塗り方があるんですが、ご存知でしょうか。私あれ好きなんですが、クレヨンって油分の多い画材なのでベタベタするのが嫌で、使い捨てのビニール手袋をはめて作ります。最近はもう黒く塗りつぶしてある紙が、引っかき専用の道具と一緒に売られているキッドもあります。そちらは削るとインクの固まった粉のようなものが出てきますが、ベタベタしないのでオススメです。

 今日のイラストは、そんなクレヨンスクラッチと同じ塗り方をしています。下書きした紙を写真に撮って色を塗るため、自分でタブレット画面の上から改めて境界線を塗らないと、画面が全部塗りつぶされてしまいます。何か1色、全体の輪郭を取ってから、不要な部分を消します。全体の輪郭を取るのが意外と時間がかかるんですね。ほぼ全面に色を乗せるせいか、データが途中で止まることも。なにか良い塗り方を探さないと。