世界を言葉で繋いだら

毎日にイラストを添えて

見えている? 見えていない?

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  ちょっとカッコ良さそうなお姉さんを添えて。
 今日は香緒里さんのラグジュアリーマインド、グループレッスン2期の講座がありました。内容に少し触れてしまいますが、この2回目はちょっと難しいと感じる人も多いんじゃないかと思うので。私なりにシェアをしたいと思います。

 「コップに水が半分しかない」と思うか「コップに水がまだ半分ある」と思うか。引き寄せをはじめ、ビジネス講座などでもよく見る言葉じゃないでしょうか。事実をどうとらえるのか、という例えによく持ち出される言葉です。
 コップに半分入った水をどう捉えるのか。これは確かに考え方として大切なことで、すでにある資本や、アイデアをどう展開されていくのか考えるためにポジティブ頭でアイデアを出すために大切な観点です。

 でもね、常に人って自分が主体だから、なかなか最初から「コップに水が半分入っている」と思えなくて、スタート地点が「コップに水が半分しかない」になっちゃうんです。


 職場の人に出勤して挨拶したのに、返事がなかった。もしそんな日があったら、あなたははどう思うでしょうか。声が小さくて聞こえなかったかな、機嫌が悪いのか、昨日の私が何かしたのか、ただ仕事に集中していた。ついどうしてかを考えてしまいませんか。

 ここでの事実は、「自分が挨拶をしたけど返事がなかった」だけです。でもつい、何か私やっちゃったかな。なんて思うかもしれません。

 もう1つの多そうなパターンは、去年この業務には3か月かかったから、きっと今年も3か月くらい時間がかかる。と、まだ始まっていないのに勝手に大掛かりにしてしまうことです。確かに前は3か月かかったけど、経験値があるし、システムなどが新しくなっていれば、もっと早く終わるかもしれません。こなす人数も去年より多いかもしれません。
 ここでの事実は、「新しく取り掛かる仕事がある」だけです。

 人って目の仕組みがとても面白いです。両目で見ていると、立体に見えるようになっているのは経験によって脳が補正をかけているから。

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 こちら「シェパード錯視」といいます。縦長に置いた立方体の方が長く見えますが、となりの横向きの立方体と同じ大きさです。
 画像はこちらからお借りしました。他にもたくさん錯視が載っているので、面白いですよ。

日本心理学会シンポジウム「遠近法的錯視を考える」

 見えたままを伝えると、「同じ大きさの2つの箱」とは言わずに「縦長い箱と四角っぽい箱の2つ」になりそうですよね。見るって難しいというお話でした。